性欲とルッキズム

「ルッキズム」とは外見至上主義とも言われ、「Look(外見)+ism(主義)」からなる、見た目を重視し、それにより人を判断する事

アダルトなコンテンツはルッキズムの塊です。

美しい顔、綺麗なボディライン、大きな胸、

自分が最も興奮する外見の人物の動画や画像を探して消費する物です。

人を見た目で優劣をつけてはならない。

それが現在の正しい価値観であり、常識として多くの人に認識されていますし、私もそうであるべきだと考えています。

でもアダルトに関してそんな事を考えている人はあまりいないのではないか。

擬似的な生殖行動である自慰においてその対象の外見は最も大事な要素でしょう。

なぜ人は整った顔だちに惹かれてしまうのか、性的に興奮するのか、不思議でしょうがない。

(ブサイクが好き、太った人が好きというのも外見にとらわれている時点で同じ事。)

倫理的正しさと生物的嗜好の間には大きな隔たりがあって、人類の進化の限界を感じてしまう。

例外的に「VRChat」というVRの仮想世界でアバター同士の交流をするゲームでは、外見や性別、年齢を越えて恋人同士になり仮想空間内で擬似的なセックスも行われている。そこに身体的なハードルはなく、内面のみで惹かれ合う。

未来の人類はいつかルッキズムのない生殖行動を獲得できるのだろうか。

そんな事を考えながら、今日もスケベな動画を物色している業の深いあわれな生き物がわたくしです。

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